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ハリーハウゼンと円谷英二

先日、シネフィルWOWOWで『水爆と深海の怪物』(1955)を久しぶりに観た時、ようやく思い至った。
円谷英二が関わった映画やTV特撮の大ダコ登場シーンの一部って、この映画にインスパイアされていたんだと。

前にちょっと触れたが、映画のコマを使って念押ししておく。
『キングコング対ゴジラ』(1962)のファロ島大ダコはちょっと違う、触腕をモデルアニメで表現したカットはディズニーの『海底二万哩』(1953)オマージュと思うが、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966)冒頭の夜に漁船を襲う大ダコ、TV『ウルトラQ 南海の怒り』(制作は1965.9ごろ、1966.6放送)の同様のシーンは、本作の大ダコ初登場シーンの影響が大だろう。



さらにタコじゃないけどタコっぽい『宇宙大怪獣ドゴラ』(1964)で若戸大橋が破壊されるシーンは、本作の金門橋破壊シーンをヒントに構成されていた事にも気付く。下からと上からの違いだけ。


円谷英二はハリーハウゼンの『原子怪獣現わる』(1953)に影響を受けた企画であった『ゴジラ』(1954)以前、大ダコがインド洋で捕鯨船団を襲う話を構想していたとはいうが…。
以前、ハリーハウゼンの『アルゴ探検隊の大冒険』(1963)のイアソンとヒドラの決闘シーンは円谷の『日本誕生』(1959)ヤマトタケルとヤマタノオロチのそれに似てるなと思った事があって。
生前に両者は一言も漏らしてないし言及もない(円谷の場合は、日記が完全公開されれば分かるのかも)が、日米特撮マンの「あの映画の特撮シーンを自分なりにやってやれ」という、パクリというのとは少し違う「ライバル意識」に今頃気付いた、コロナ禍が中休みの午後。

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ご近所にて[3]

コロナウイルス対策で1か月閉めていた近所のスーパー銭湯。再開された翌日に行った。
ドッと常連さんが詰めかけてるかと思いきや、まだまだ警戒モードか、空いている。衣類用コインロッカーは、ひとつ飛ばしで閉鎖されていた。
洗い場、同じ列で小男オヤジが延々と体を洗ってるのがとても気になる。ボディシャンプーで体を洗い、水ごりみたいに湯を5〜6杯ザバザバかけ、またボディシャンプーで体を洗い…という同じ動作を延々と繰り返し。
私もしっかり垢を落とす方だが、この大胆な動きとしつこさは真似できん。
ようやく気が済んだか立ち上がったが、コロナ対策か潔癖症なのか、ポリ手袋をしてたな。
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ノリスケの浮き輪の謎

長谷川町子が単行本に収録しなかったレア作品を集めた「おたからサザエさん 2巻」(2018 朝日新聞出版)を読んでいたら。
タイ子さんを電話でデートに誘うノリスケが、待ち合わせ場所で数寄屋橋を指定されて困り顔。橋の上で なぜか浮き輪を持って待っているという回(1953.12)がある。
横をGIが通って行くのが描かれており、当時 乱闘事件でもあって、巻き込まれた誰かが橋から落ち溺れたのか?と推察するも、この本には巻末に注釈ページがあるのに なぜかスルーだ。
今、ネットで調べると…

終戦後の占領期。数寄屋橋の近くにはGHQ関連施設が多く、パンパンと呼ばれた街娼が現れ、橋は進駐軍兵士との待合場所として有名でした。また外堀側に沿った電車通りに屋台も並んでいて、闇商人と不良外人が たむろしていました。
橋の袂に巡査派出所があったものの、警官がパンパンに注意をすると連れの進駐軍兵士に殴られたり、酔っぱらった兵が日本人を数寄屋橋上から外堀側へ投げ込む事件も何度か起こり、投げ込まれた女性が干潮時の泥に足をとられ溺死したこともあったそうです(1947年9月)。
1953年11月と12月にもポン引きや会社員が投げ込まれていて、逆に兵が日本人に投げ込まれる事件もあり、派出所には小舟が備え付けられるようになったそうです(「MPのジープから見た占領下の東京 同乗警察官の観察記」1994 草思社 他)。

なるほど、時期がドンピシャ。だったら尚更 注釈つけるべきだったよね、朝日の編集者は。

 

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わちさんぺいの「ナガシマくん」

わちさんぺい「ナガシマくん」(1959〜64 月刊「少年」連載)の1977年刊 集英社文庫版全2冊が出てきたので、パラパラと眺める。これは完全収録版ではないだろう。

安打小学校に転校してきたナガシマくんは、理髪店タイガーの長男。ちょっとドジでノンキな少年だが、父の仕事も手伝っている。長嶋茂雄の大ファンで、すったもんだの末、野球部に補欠選手として入部するが…。
おっちょこちょいな野球少年が活躍する、のほほんギャグ漫画。(2008〜09年に出た、マンガショップ刊の完全版5巻本紹介文に加筆)

だが、野球ギャグというより生活ギャグの側面が強く、外人が散髪に来て言葉のギャップが笑いになる話や、町にある刑務所から脱走した2人組を追ううち事件に巻き込まれる冒険話も。後半は、犬と猫のペットがレギュラーになる。
ナガシマくんは昭和マンガらしい まる鼻のおとぼけキャラだし、お父さんは波平風の禿頭だが、お母さんは洋装も和装も似合う美人で妹・みち子もリボンがかわいい人気者、彼女が病気になった回では近所から缶詰類の贈り物がドッサリ届いてた。
バカボン一家の先達的なミスマッチ両親の、馴れ初め回があるのかな?


中野晴行氏のテキストによると、1961年5月から9月まで毎週土曜日の夜6時15分からTBS系で30分の連続ドラマ化もされていた。シナリオには後にガメラシリーズを書く高橋二三も参加。出演は子役の南譲治(出演作はこれ一本だけ?)、当時から人気コメディアンだった由利徹、宝塚歌劇出身の朝雲照代、十朱幸代のお父さんの十朱久雄ほか。
この時代の「少年」では、手塚治虫の「鉄腕アトム」や横山光輝の「鉄人28号」に匹敵する人気作だったのだ。61年にはテレビドラマ化のほかに、講談社から(掲載誌は光文社刊なのに)単行本が2冊出たし、プラモデルメーカーの今井科学からは「あるくマスコット」シリーズのゴム動力で歩行するプラモが発売されている。

わちさんぺい(初期クレジットは漢字で和知三平)はペンネームで、広島の出身地に由来。マンガのヒット作が出なくなった後は文筆業で活躍。陸軍航空審査部(現・米軍の横田基地)の偵察隊に軍属として終戦まで所属し、整備審査(滞空800時間!)に参加していた経験を基にしたイラストエッセイ、趣味だった釣り関係の著書もあり、1999年に73歳で死去。
谷岡ヤスジは わちのアシスタントだったそうだが、「ナガシマくん」のあるエピソードのオープニング、夜明けの屋根の上にブタと背に乗った鶏が何故かいて「アサーッ」とばかりに鳴いて時を告げる変なコマがあり、ビックリ。これ谷岡の絵なのか?当時のCMパロディかもしれませんが。
奇しくも、谷岡はわちと同じ99年に56歳で亡くなっている。若い谷岡の方が、半年早く逝った。死因は共に咽頭癌であった。

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ご近所にて[2]

昨日の夕方、2階書斎のリング蛍光灯(LEDではない)が点かなくなった。椅子に乗って天井のプラスチックカバーを外し取り替え、夕食がてら呑みに行ったが(コロナウイルスが怖いので、壁に向かって1人呑み)。
帰ると、ソケット部の差し込み方が悪かったか、点かない。
呑んでるし椅子からコケると嫌なので、朝イチでまたカバーを外し、セットし直す。今度は大丈夫そう。
一階に降り、お湯を沸かそうかとリビングの蛍光灯を点けると…こちらも急にパカパカし始めたぞ。何、この同時多発感!
カバーを一度外すと、義務的に掃除もしなきゃイカン(埃とか虫とか入ってるから)し、いろいろ難儀なのよ。
ちなみに…私は取り替え時にマジックで日付を書くようにしてるが、先回は2階が2012年で1階が2016年であった。私が家で居る場所は ほぼこの2ヶ所なんだが、随分と差が出るね。

 

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Cat walks No.48

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Cat walks No.47

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ハリーハウゼン映画の知らない人たち

シネフィルWOWOW、レイ・ハリーハウゼン特集の続き。
今回は、『水爆と深海の怪物』(1955)カラーライズ版と『ガリバーの大冒険』(1960 日本劇場未公開)を久しぶりに観た。

前者の大ダコは、水爆実験で巨大化したわけでなく眠りを覚まされただけで、古文書にも残る伝説の海魔という設定。日本の漁船団が行方不明になっているというセリフもある。金門橋に続きフェリービルディングの時計塔を触手で破壊(9年後に作られた円谷特撮の『宇宙大怪獣ドゴラ』、若戸大橋破壊って本作の影響があるのでは。『原子怪獣現わる』とゴジラ、『日本誕生』の八岐大蛇と『アルゴ探検隊の大冒険』のヒドラ。円谷英二とハリーハウゼンって影響を与え合っていたのだね)、あの塔は73メートルあるそうで、いかに巨大なタコか分かる。
ヒロイン役の女博士、フェイス・ドマーグ(『宇宙水爆戦』の女優、ハワード・ヒューズの愛人だった事も。1999年に74歳で死去)が妙にエロいな。
監督ロバート・ゴードンって聞いたことなかったが、かつては子役をしており、歴史的なトーキー第1作『ジャズ・シンガー』(1927)ではアル・ジョルソンの少年時代を演じていたとか。1990年に77歳で死去。

後者の監督ジャック・シャーも聞いたことなかったが、実は「エスクァイア」など一流誌や新聞のコラムニストで、作曲もこなした才人。さらにシナリオを書き、監督業に進出した人で、何と『シェーン』の脚本家(共同)だった。1988年に75歳で死去。
ガリバーの恋人を演じたイギリス女優、ジューン・ソーバーンも知らなかったが。ハリーハウゼンの代表作『シンドバッド七回目の航海』(1958)と同月に本国公開され、アカデミー視覚効果賞(特殊効果賞)をとったジョージ・パルの『親指トム』にも出ている。1967年秋にスペインからの帰路に飛行機事故死。再婚した夫、前夫との間にもうけた2番目の子も同伴で、お腹には3人目の子を身籠っていたという。まだ30代半ばであった。
巨人国の少女はシェリー・アルべローニ、一枚看板でクレジットされる この子も知らなかったが。1946年生まれでディズニーのTVバラエティ『ミッキーマウスクラブ』出身、有名子役だったようでハンナバーベラアニメ(『弱虫クルッパー(スクービー・ドゥー)』『ドラドラ子猫とチャカチャカ娘』とかね)では声優も。どういうわけか、アラン・ルドルフのデビュー作でカルトホラー『悪魔の調教師』(1974)に、結局 殺されちゃうショーガール3人娘の1人で出演。
でも お医者さんと結婚しており、玉の輿だったか、1980年代に引退した模様。

 

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レイ・ハリーハウゼンも生誕100年だって

ストップモーションアニメの巨匠・レイ・ハリーハウゼンは、ミフネと同じ1920年の生まれ(2013年に92歳で大往生)、今年 生誕100年とか。シネフィルWOWOWでは特集放送が、『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956)『地球へ2千万マイル』(1957 劇場未公開)の2007年カラーライズ版、『アルゴ探検隊の大冒険』(1963)を観た。
工場火災や飛行機撃墜やヘリなどの記録映像に円盤や金星の怪獣イーマを合成したカットがあるが、色を乗せることでフィルム傷のアラが隠れ、迫力も増しているね。
『地球へ…』では、捕らえられ動物園内の研究施設に運ばれたイーマを調べる東京大学のコロク博士(DR. Koruku)が登場。助手の立場だが、怪獣がたびたび現れて研究では一歩リードしていた日本から呼ばれたか?ノンクレジットで演じているのは ローリン・モリヤマ というバイプレイヤーで、二世と思いきや モリヤマリョウイチ という歴とした日本人だった。福島生まれで、1919年に両親と渡米。戦時中は収容所に入れられたが、『東京ジョー』『サヨナラ』『ヒンデンブルグ』『ケンタッキーフライドムービー』『ファール・プレイ』など多くの映画に「日本人役」でチョイ役出演し、1992年にハリウッドで亡くなっている。享年85。

軍はイーマをコロセウムに追い詰め攻撃するが、文化財の破壊を抑えるためか戦車も火炎放射のみ。最小限のバズーカ攻撃で とどめを刺していた。
あと、イタリアロケの映画ということで、脇のイタリア人は漁村の子供も含め現地で調達したと思っていたが、全員アメリカ人俳優であったのは意外。

久しぶりに観た、『アルゴ…』の有名な青銅の巨像タロスが動くシークエンス。ブロンズ島の巨像は他に3体あって、一体は下半身に布をかけた裸婦らしい。ヘラクレス(ナイジェル・グリーン)とヒュラス(ジョン・カーニー)が入り込むのがタロスでなく裸婦像台座の宝物庫で、裸婦が立ち上がって暴れるバージョンも観たかったが…無理だよね。

 

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ファミレスにて[2]

昨日ファミレスで食べたボンゴレ、アサリに小さな赤い蟹が入ってた。昔、家で親が作った味噌汁とか海辺の旅館では たまにあったが、ファミレスでは初めてじゃないかな?
何か良いことあるかね。

カクレガニの仲間で「ピンノ」と呼ばれる。属名Pinnotheridaeの略称。
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