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『変身忍者嵐』のグレムリン

時代劇専門チャンネルで放送中の『変身忍者嵐』(1972〜73)、再見したかった35話・西洋妖怪グレムリンの回を観た。
壺から現れ、怪しげな角笛を吹き、再生西洋妖怪を仕切る。
日劇ミュージックホール出身の小人コメディアン、空飛小助が口だけ露出したマスクを被り演じているが、声は辻村真人の吹き替え。
記憶に残っていたのは、嵐に斬られたグレムリンが、唐竹割りよろしく真っ二つになり切断面が見えるカット。
怪人の最後は爆発や溶解が多かったから、今観てもハッとさせるものがある。
おそらく、本放送時の裏番組『ウルトラマンA』の切断技バーチカルギロチンか、1972年の1月から東宝で連作されていた映画・子連れ狼シリーズの残酷剣劇にスタッフが触発されたのであろう。
この回だけの、残酷サービスカットであった。

空飛は、一枚看板でクレジット。
ネット上にあった小人マジシャン・マメ山田の回想によると114センチの自分より背が低く、身長1メートルほどであったらしい。
小人コメディアン仲間と、トランジスター・トリオ(空飛・清水勇・山田賢志) を結成していた時期もある。


日劇以外では、映画にも出演。
★『東京のテキサス人』(1957.3 東京映画=東宝)酋長シェロリモの子チョロリモ
※ シェロリモ役は柳亭痴楽
★『曲馬団の娘』(1958.2 東映)座員
※ タイトルは、サーカスのむすめ と読ませる
※ クロサワ『用心棒』の巨人、プロレスラーの羅生門も出演
★『空中サーカス 嵐を呼ぶ猛獣』(1958.8 東映)トランジェスタの小助 
※ 高倉健 主演
★『少年探偵団 敵は原子潜航艇』(1959.3 東映)小男
★『大笑い次郎長一家 三ン下二挺拳銃』(1962.5 TR3プル=東宝)小政
※ 大政役は里井茂。斎藤寅次郎監督、最後の劇場映画

テレビでは、
★『野郎どもと女探偵』(1956.4〜7 月イチ放送のバラエティ NHK)
に一回だけ出演。
あとは、嵐しか出演歴はないようだ。

身長140センチ、1962年より放送の『てなもんや三度笠』珍念役で大ブレイクした白木みのるに、小人コメディアンの座を取って代わられたのかな?

なお、サントリーのPR誌「洋酒天国」(1958.4)カラー表紙をセクシー女性モデルと飾る空飛の図版が、ネット上で見られる。
皆さんも検索してみよう。

※ 9話で、カマキリガランが唐竹割りで真っ二つにされるカットがあった。
昆虫の化身忍者、切断面は緑一色。

J・KOYAMA * ターンノーン通信 2015〜 * comments(0) * pookmark

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