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朝ドラ女優は脱がされがち?『日本俠花伝』

日本映画専門チャンネルで、加藤泰監督『日本侠花伝』(1973.11 東宝)を観た。
1972年度の朝ドラ『藍より青く』(山田太一 原作脚本。当時の朝ドラは1年続いた)主演女優・真木洋子(真木よう子ではない)を主役にした、2時間半もある大作。途中で休憩が入る。
元は、浅丘ルリ子にアテて書かれたシナリオという。

大正時代。震災前の世情不安な時代を、関わった男たち(四国のインテリ坊ちゃん・村井国夫、神戸の組長・曽我廼家明蝶、そしてカッコいい刺客ヤクザの渡哲也)に翻弄されつつ生き抜く女一匹の話。
劇画的な構図の数々が決まっており、『修羅雪姫』シリーズ(1973.12 74.6)に繋がったか。
真木は正に「体当たりの熱演」というヤツで、濡れ場や警察で乳出しの拷問を受けるシーンは映画の売りだったろうが、官能よりも痛みだけ感じるね〜。
ウィキによれば、会社や監督に1か月がかりで口説き落とされた模様。その甲斐あって、映画の代表作となった。
でも、前半は刑務所で知り合う大久保佳代子似の任田順好(とうだじゅんこう)=沢淑子が目立ちすぎ、お気の毒。
なお、真木は2000年に51歳で亡くなっている。急性骨髄性白血病だった。

東宝映画なれど、東映・松竹・日活系の匂いも持った出演陣。
北大路欣也(海軍軍人)と加藤剛(牧師…実在のキリスト教系社会運動家・賀川豊彦)は真木の相手役ではなく、ワンシーンだけのゲスト格。
渡が冒頭で刺殺する代議士に富田仲次郎、釈放された任田と話す飯屋のオヤジに桑山正一、任田を監視する刑事の1人は広瀬正一。
汐路章は、長髪の講釈師みたいな扮装で登場。
マザコン気味な村井の母は大塚道子、番頭は藤原釜足。
真木が親子ほど年の差がある曾我廼家と結婚し、姐さんになる組のカシラは武藤章生。
敵対する組のボスが安部徹。毛むくじゃらな子分にレスラーのマンモス鈴木。
海軍の荷役入札には、野口元夫 向井淳一郎も出席。
貧民街の住人に大村千吉、アップもあって菅井きん に頭を叩かれてた。
米騒動で襲撃されるのは、見明凡太朗か。
真木を拷問する官憲は おいしい役だが、ジラースを育てたモンスター博士こと森幹太らしい。物凄い怪演、本作でイチバン印象に残る脇役。部下に菊池英一がいるぞ。
釈放されるもボロボロの彼女を介護した三国人は、谷村昌彦と園佳也子。
ラスト近く、列車で相席になる浪曲師?は小島三児。
外野村晋 伊達三郎 田中筆子の名もクレジットに。
奇声の和久井節緒は雨中の荷役シーンでセリフがあり分かるが、池田勝 今西正男といったベテラン声優は出番不明。

朝ドラ女優は、健気な役の後にハードな役をオファーされ、脱がされがちなもんなのか?
『ひよっこ』の有村架純も、撮影は前だったかもしれんが、10月公開の映画『ナラタージュ』で…。

J・KOYAMA * ターンノーン通信 2015〜 * comments(0) * pookmark

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