<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< エロかった映画に、『タンポポ』を挙げる人は意外と多い | TOP | 2017年のマイベストを考える >>

『悪漢探偵2』は、何故 日本公開されなかったか

機会があったらチェックしたかった、中野昭慶 率いる東宝チームが特撮担当の香港アクションコメディ『悪漢探偵2』(1983.3 香港公開、日本では劇場未公開)を観た。

腕は立つけど女性にめっぽう弱い大泥棒キングコング(サミュエル・ホイ)と、おっちょこちょいのスキンヘッド刑事アルバート(麥嘉:カール・マッカ)、そして男勝りの荒くれ女警部ホー(張艾嘉:シルビア・チャン)の3人が手を組み、彼らの前に立ちはだかる強靭かつ珍妙な敵に立ち向かうシリーズの第2弾…というのが、ネット上にあった紹介文。
泥棒と警察のトリオなので、邦題が『悪漢探偵』となったようだ。
本作には、倉田保昭も助演。

冒頭でサミュエルを襲う、2機の黒いラジコンヘリ(ほぼ同時期に公開されたアメリカ映画『ブルーサンダー』のパクリでしょう)が別で飛んで来る胴体と変形合体して完成するロボット・機械人 釖渦1號の特撮は、香港スタッフの仕事らしいが傑作。
秀逸なバイクスタントのシーンが終わって ようやくタイトルが出た後は、カーアクションと香港映画らしい笑劇(ツイ・ハークが俳優として登場、精神病院ネタで珍演!)が続くが。
ダレたあたりで、メカゴジラのように目や足から光線を発射するロボット・機械人 釖渦2號が出現。
ここが中野特撮の見せ場となり、サミュエルたちが繰り出すトランク型ロボや、ゾイド風 小型ロボット群(小神通敢死隊)と光線バトルを演じるのが お楽しみ。
但し、2號は変形合体せず、そのまま登場するのが残念。
美術は高橋(井口)明彦、操演は白熊栄次という円谷系。光学合成のクレジットは無い。
さらに、悪漢探偵3人のナイトライダー風 黒いスーパーカーと敵のロールスロイスがミサイル対決。
サミュエルがロケットマンスタイルで浮上しトドメを刺す、これでもかの展開で終わる。

この作品、何故か日本劇場公開されなかった。
ロボットデザインの類似(アニメや戦隊ロボ)による版権問題がらみか、ロケットパンチや胸からミサイルなど武器も無許可のパロディだったんで、配給会社が二の足を踏んだか?
小型ロボットだって、日本製オモチャの無許可改造使用かも。

香港では大ヒット。
シリーズは白人スターを招き、グレードアップしながら続く。
リチャード・キール ピーター・グレイヴスがゲストの3作目『皇帝密使』(1984)と、『レイダース』のロナルド・レイシーがゲストの4作目『スペクターX』(1986)は、日本劇場公開された。
1989年の5作目で打ち止め。これにはカール・マッカが出ていない。

J・KOYAMA * ターンノーン通信 2015〜 * comments(0) * pookmark

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ