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エイリアン=ゼノモーフは、異星人とアンドロイドの共作だった!『エイリアン コヴェナント』

雨の午後、『エイリアン コヴェナント(ウィキなどの表記は、エイリアン:コヴェナント)』を観に行く。
もうじき80歳という、リドリー・スコット監督の凄い馬力には感服だが、後味は すこぶる悪い。
メシが まずくなるタイプの映画ですな。
シリーズ恒例の強いヒロインであるダニー(キャサリン・ウォーターストン)が、エイリアンに重機をぶつけ宇宙へ押し出すくだりは、ジェームズ・キャメロン監督『エイリアン2』(1986)みたいな事を、リドリーも やってみたかったんでしょうね。
植民宇宙船コヴェナント号がソーラーエネルギーチャージのため、金色のセイルを貼り帆船状態となるビジュアルも面白い(推進ロケット部分を見て、ダイコンオープニングアニメの宇宙船をフト思い出した)。

エンジニアと呼ばれるアルビノ巨人型宇宙人による全ての始まりと、2093〜94年の事件を描いた『プロメテウス』(2012)の続編であり、今度こそ『エイリアン』(1979)に続く…となるプリクエルと思ったが、例の馬蹄形宇宙船(遺棄船と呼称されるアレ)はエンジニアの母星・セクター87 第4惑星に転がったままで、惑星LV426に行かずじまい。
本作は西暦2104年12月の出来事であり、『エイリアン』の2122年までは間がある。
『プロメテウス』で登場し、ラストは生き残った女性科学者エリザベス(ノオミ・ラパス)とエンジニアの母星を目指したアンドロイド・デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)が実は静かに狂っていて…。
あのエイリアンは結果的に、エンジニアとデヴィッドの共作とでも言える生物であったのか。

ラスト、デヴィッドに乗っ取られたコヴェナント号が、本来の目的地・植民星オリガエ6に向かうが。
リドリー監督は、もう一本のプリクエルを作る気だろう。
デヴィッドに壊され、すり替わられたコヴェナント号の同型後継アンドロイド・ウォルター(こっちもファスベンダー、2体が縦笛を共同で吹き鳴らす一人二役特撮は秀逸!)が自己修復し、オリガエ6でのコヴェナント号乗員を使った人体実験でエイリアン=ゼノモーフ改良を納得するレべルで終え、第4惑星に戻ってきたデヴィッドと再対決するのでは?
コヴェナント号が大破して宇宙船を再起動する必要性が生じ、その後LV426へ向かう展開があって、遺棄船となるのでは ⁇
リドリー監督、続編が自分で作れるかどうかは、レプリカントじゃないが寿命との戦いですな。

なおエンドタイトル冒頭に、2014年に階段で転倒したのがもとで亡くなったエイリアンのデザイナー・H.R. ギーガーの名が表記されていた(クレジットは、オリジナルデザイン・エレメンツ)。

J・KOYAMA * ターンノーン通信 2015〜 * comments(0) * pookmark

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