<< January 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 『指導物語』に、円谷英二の特撮が | TOP | 東映の特撮戦争映画『南太平洋波高し』 >>

カトリーヌ・ドヌーヴの『反撥』

シネフィルWOWOWで、『反撥』(1965 イギリス)を観た。
初見ではないが、録画するのは初めて。
タイトルバック、カトリーヌ・ドヌーヴの眼球どアップで始まるのは『サイコ』の影響か。
同居している姉が彼氏と出かけ、アパートの部屋で1人になり、引きこもって壊れてゆくドヌーヴ(当時22歳くらい。美容室で働いている設定だが、少女っぽい)がフィギュアのような美しさで絶品。
初公開時、監督のロマン・ポランスキーがロリ趣味だとは誰も思ってなかったろうから…なるほどね。
ドヌーヴはこの映画の撮影前、交際して子供までもうけたロジェ・バディム監督に去られ(65年にジェーン・フォンダと結婚)ヤケ気味で英国人写真家と結婚しており、そういう心理状態も監督に上手く引き出されているようだ。
路上のひび割れ、部屋に飾られた昔の写真、腐ってゆくウサギの丸焼き、芽を出し干からびるジャガイモと、心理サスペンスのアイコンもバッチリ。バスタブはアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『悪魔のような女』風に使われる。
壁からぐにゅーと手が突き出してくる衝撃カット、後年の『ビデオドローム』に影響を与えているのか。惜しいのは、壁の塗りムラで何かが起こりそうなのが観客に分かってしまうところ。美術さんがもうちょい均一に塗りゃ完璧だったのに。
『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』『博士の異常な愛情』を終えた後の、ギルバート・テイラーが担当したモノクロ撮影が秀逸。

J・KOYAMA * ターンノーン通信 2015〜 * comments(0) * pookmark

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ